私の勤務先は、韓国内に20校以上を展開するYBM語学院で、40年以上の歴史を持ち、日本語のコースだけではなく英語、中国語、外国人向けの韓国語コースも設置している、割と大きな学校です。
大学の日本文化学科の副専攻で、日本語教師の資格を取得しました。4年生の時の実習で、NYAの河野先生に出会ったのが、日本語教師として大きく飛躍するきっかけです。やはり大学の講義だけでは、いくら資格は満たしても自信を持って教壇に立つことはできません。河野先生の指導が私の今日につながっています。大学卒業後、日本で4年間、日本語教師として経験を積み、韓国でのキャリアはもう6年になります。現在は10人いる日本人講師の一員として、充実した日々を送っています。
韓国では日本語を趣味的に習っている人が多くて、語順が同じなど日本語と韓国語の類似性が高いですから、日本語に親しみを持つ人が多いようですね。私自身、少々の韓国語会話は可能ですが、指導は完全に日本語オンリーの直接法をつらぬいています。日常業務では、学校のスタッフに日本語が堪能な方が多く、あまり困りません。
学院からは十分な住宅手当が支給され、快適な住居が確保できています。市街地での生活なので買い物も便利です。ビザのサポートもあります。韓国の生活を満喫していると言いたいところですが、日本語教師チームのベテラン教員としては、毎日みっちり授業があってゆっくり韓国を堪能する余裕はなかなかありません。しかし、やりがいは十分ですね。充実した毎日だと思います。