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楠原 さおりさんインタビュー|日本語教師養成学校ニューヨークアカデミーの講師陣にインタビュー

楠原さんは現在、中国広東省中山市の朱友中日文化倍訓中心で日本語教師として勤務しています。楠原さんが勤める学校は生徒数30名程度の学校で、語彙や文法は中国人の先生が、楠原さんは会話を中心に担当されています。

420時間養成講座修了したけど教える力がない!

人と深くかかわることができる教育を仕事にしたいと考えて、日本語教師の仕事をめざしました。
東京の短大を卒業後、英会話スクールや予備校でアルバイトをしながら420時間の養成講座を修了。教える資格を手に入れましたが、講座を受講しても「実際に教壇に立って教える力がない」と不満でした。それは「教案もロクに書けない」状態だったからです。

現在の海外での仕事で

現在住んでいる広東省の中山市は中国の南、香港の近くで温暖な土地です。人口250万人の大都市で、治安もよく、広東語を使う人が多くいる土地柄です。勤務する学校は日系企業の現地法人と提携していて、そこで働く人達や比較的富裕な一般の方が趣味で習いに来ます。小学生から高校生までの子供たちのクラスもあって、その指導もなかなか面白いです。

日本のテレビドラマやアニメがほぼ1週間遅れで放送され、日本に興味を持つ人も多いですね。 学校からは家賃がほぼまかなえる住居手当も支給され、現在は15畳程もあるワンルームで生活しています。立場は非常勤ですが、生活には困らない収入が得られます。食事は外食が多いですが、料理もおいしいですよ。

昨年9月に勤務を始めまだ半年足らずですが、契約は2年契約の1年更新なので、今しばらくここで暮らしてみることにしています。その後は、ブラジルに興味があるし、欧米のインターナショナルスクールでも勤めてみたいですね。

今後、日本語教師になりたい人にアドバイスをお願いします。

420時間の講義を受けて教える資格を取っても、実際に教える力がないとなんの意味もありません。知識・内容とともに、教えることができる実践を多く取り入れた講座を探すことが重要だと思います。

  • 淵田 克己
  • 楠原 さおり
  • 豊島 千草

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