こんにちは、日本語教師の田中です。

 先週の3月6日、NILSでは卒業式が行われました。

1年半～2年の間、NILSで日本語を勉強し、国内の大学や専門学校へ進学していきます。

「あ、い、う、え、お」から学習を始めた学生たちも卒業する頃には冗談も言えるほど日本語が上達しています。特にNILSの学生は高い会話力を有していると自負しています。日本留学試験や日本語能力試験の対策ももちろん行いますが、問題集に向かってカリカリ勉強するだけの授業ではなく、自分の考えや意見をしっかりと伝えられる力を身に付けさせなければ、せっかく学んだ日本語が生かされません。

日本語はあくまでも彼らが今後日本で生活する上でのツールに過ぎません。しかし、日本語でしっかりとコミュニケーションがとれなければ、これから彼らがぶつかるであろうさまざまな困難を乗り越えることはできません。

しかし、自信を持って言えます。彼らなら絶対大丈夫だと。NILSで学習したこと、日本語だけでなく、日本で生活する上で大切なことなどを決して忘れることなく、新たなスタートを切って欲しいものです。

卒業生諸君、君たちの今後の活躍に期待しています！