日本語教師の平尾です。
2月22日、NILSでは学習発表会を行いました。
各クラス、入学してから今まで勉強した成果を劇やプレゼンテーションといった形で舞台の上で発表。この日までどの学生も一生懸命練習してきました
初級クラスでは「みんなの日本語」で勉強したことを『新しい生活を始めよう』『福岡へ(旅行に)行きましょう』『チャレンジしよう』など、各クラスで決めたテーマに沿った劇を作り発表しました。
(私たち教師がヒントを与えたり間違いを直したりしますが、劇のスクリプトも学生たちが自分たちで作ります。)
中上級クラスではメッセージ性を持たせた内容を発表。
『国によって異なる時間の捉え方』『笑いの効果』『家族と過ごす時間の大切さ』を劇だけでなくインターネットなどを使って調査、分析したデータなどをプレゼンテーションで発表。
初級クラス、中上級クラス、ともに興味をひく内容で、各クラスの発表も大成功!
では、その舞台裏はというと…
ステージの袖で出番を待っている学生たちはみんな緊張でソワソワ。
しかし…
緊張しているのは学生たちだけではありません。
台詞を間違えないだろうか、演技は大丈夫だろうか、などなど。私たち日本語教師もドキドキです。見守ることしかできないのは分かってるんですけどねぇ。
私たちの心配が的中し、緊張のため台詞が飛んでしまう学生もいる反面、緊張など忘れて役になりきって、俳優顔負け(?)の演技をする学生も。
自分たちのクラスの発表が終わり舞台裏に戻ってきた学生の顔には、一様に『終わった~』という安心感と『やりきった!』という達成感があふれていました。中にはハイタッチで盛り上がる学生も。
とはいえ、この学習発表会は私たち日本語教師の指導に何が足りなかったのかを実感する1日でもあります。もっとこんな指導をしなければいけなったとか、こうすればもっと良くなるだろうとか。
来年はどんな学習発表会になるのでしょうか…。今から楽しみです!