スタッフブログ

2013年1月25日

まずは友達に!

日本語教師の小田です。

日本語学校でも担任があって、学生の生活や進学のお世話をします。遠い外国からやってくる若い学生たちに、しかも違う文化の中で育った学生たちに日本語を教えると同時に日本での生活の仕方も指導しなくてはなりません。男も女もいるし性格だってバラバラ、もう大変です。

私も初めて担任を持ったときはどうしていいかわかりませんでした。20人の学生のめんどうを見ろって言われても、お手上げです。

でもしばらくたってくるとあることに気づきました。

頼りない私が学生と一緒のレベルで「もう勘弁してよ」なんてやってると、ベテランの先生が別の所でその学生を諭してくださっていたり、また別の先生が学生の相談相手になってくださっていたり。

なんだ、日本語学校ってチームで学生に対応してるんだって!

「FMCチーム」というのが教育の世界にはあるんだそうです。
FはFather、父親役です。厳しく叱ったりして規律を守らせる役割です。
MはMother、母親役です。生徒を優しく包み込むような接し方で、少しくらい裏切られても見捨てないで粘り強く付き合う役。
CはChild、特に若い教師は友だちとして学生に向き合っていく。

ああ、これはCの役割をやってたのかって。
そう考えるとベテランの先生方にFの役やMも役で助けてもらっています。

それぞれが自分のキャラに合わせて教師をやればいいんですね。若い人はまずCのキャラでお友達になるところから始めましょう。