スタッフブログ

2013年1月24日

向いてないのかな?!

日本語教師の小田です。

私、大学時代の教育実習大失敗でした。

イチオートットクカ・・・ という感じで教職課程を取っていて、その延長で母校での教育実習いきました。授業準備もひとなみにやったつもりで、教案もしっかり作ったつもりでした。

それで蓋を開けてみると、全然思ったような授業にならない。計画どおりに今日の授業の狙いを説明して、生徒の一人を指名して教科書読んでもらって、前の晩ノートにしっかりまとめたとおりに黒板に書いてって感じで進めたんですけど、後ろの席の生徒はニヤニヤ笑いながらヒソヒソ話してるし、窓際の生徒は運動場見てるし。変な汗出てくるし。最悪でした。

やっぱ向いてないのかな?と思いました。それなりにゴツかったり、押しが強そうな人しか先生には向いてないんだろうなと勝手に思っていました。

それでもなんやかんやあって、今は日本語教師なんですが。

日本語教師には若い女の先生もたくさんいます。ゴツくて押しの強い先生も中にはいますが、授業をうまく運んだり、生徒が素直に言うことを聞くのがそんな先生ばかりなのかって言うと全くそうではないんです。

うまく表現できませんが、指導がうまくいく先生に共通しているのは「ブレない」ということではないかと思っています。一貫性みたいなことです。ダメなことはどこまでもダメ。求めることはしつこいくらい求める。厳しいというより粘り強い感じです。

言うことがコロコロ変わったり、しばらく逃げ回っていると忘れてくれる先生には学生はついていかないです。

世間は体罰問題が注目されていますが、外国人相手の私たちにはとんでもない話です。おどして指導しようなんて呆れた話です。教育実習ダメだった私も何とか日本語教師やってます。教師は見た目ではなく、教える技術で引っ張るもんなんだと思います。