こんにちは。日本語教師の田中です。

 先週NILSでは初級の学生による料理教室を実施しました。

学校行事の一環でもあり、初級授業の一環でもある料理教室ですが、料理を作る前の日にグループ毎にどんな料理をどのように作るのかプレゼンを行ってもらいます。
今回の学生は中国、ネパール、欧米（アメリカ・カナダ）の出身者。それぞれの国の料理が楽しめるとあって、学生だけでなく私たち教師にとっても楽しい授業です。

 さて、この料理教室、昨年までとはちょっと違った様子でした。

というのも、日本語学校に留学する学生の多くは高校卒業して間もない時期にやってきますので、学生自身、自分で料理をしたことなどない学生が多かったのですが、今年はそれぞれの国で大学に進学するなど一人暮らしの経験がある学生が多く、できあがった料理もとってもおいしそうでした（実際おいしかったですよ！）。

 こんな授業のときにはとても張り切る学生がいるのですが、中国人留学生のCさん、たまに寝坊で遅刻することもあり、決して積極的な印象の学生ではなかったのですが、何とこの日は誰よりも張り切ってグループ内のメンバーにテキパキ指示を出していました。

話を聞くと料理が好きで普段からおいしいものを作っている様子。でっかい中華包丁を上手に使っていたのにはびっくりでした。

 学校では普段見られない学生の一面を知ることができた1日でした。