こんにちは。日本語教師の田中です。
1月期新入生の入国も無事終わり、プレースメントテスト、オリエンテーションが済みました。まだ入国していない学生が数名いますが、今週から通常授業の開始です。
まずは「かな入門」。プレースメントテストの結果、ひらがな・カタカナが完璧にできない学生が見られたので、筆順も含めて先週末に練習するよう宿題を出していました。
ひらがな・カタカナが分からない、では授業になりませんのでしっかりと指導していかなければなりません。媒介言語を使用せずに授業を行いますので、とても大切な授業です。かと言って、ひらがな・カタカナの指導に数ヶ月もかけるわけにはいきません。1~2週間でしっかりと身につけさせます。
と同時に、基本文型の学習も進めて行きます。最初の数ヶ月がとても重要です。ここでしっかり基礎を叩き込んでおかないと、結局困るのは学生自身。日本語教師の私たちも授業についていけない学生が出ないよう日々厳しく指導していく必要あります。
この最初の数ヶ月は日本語の学習はもちろんのこと、日本の生活習慣も学ばなければなりません。家族と離れ、異国の地で生活しているためホームシックにかかる学生もいます。
日本語教師はそんな学生のよき相談相手にもならなければなりません。一見大変そうですが、学生が日々成長していく姿を見るとそんな苦労も報われます。日本に留学する学生の多くにとって、私たち日本語教師が日本での最初の先生です。彼らの日本での第一歩を支えるのが私たちです。
責任の重さもありますが、その責任の重さゆえやりがいのある仕事だと思います。