日本語教師の田中です。
NILSでは年に1回、在校生の健康診断を行っています。この健診で病気が発見されるということはないのですが、自分で健康診断を受けるという機会もない学生には今の健康状態をチェックするいい機会です。
しかし、やはり外国人。私たち日本人が当たり前に受けている検査内容が彼らにとっては「???」なんてこともあるようです。
まずは検尿。糖尿病や腎臓病などの発見に行っていますが、留学生にとっては「なぜおしっこを?」と戸惑う学生もいます。確かに検査とは言え、尿を取って医者に差し出すのですから恥ずかしいと思っても無理はありません。検査の目的など、説明を受けて納得する学生も。
さらに今度はレントゲン。
3ヶ月前にレントゲンを受けたので受けたくないと申しです学生がいました。
理由は「短期間に何度も放射線を浴びるとガンになるかもしれないから」とのこと。そんなこと言っていたら、放射線科の医者はどうなるんだろう、とか私なんかとっくにガンになっているかも(昨年、1ヶ月間で数回レントゲンを撮ったため)と心の中で思いつつ、無理強いするわけにもいかないのでレントゲンはパスすることを認めました。
ただの健康診断ですが、それぞれの国で考え方が異なることを改めて発見しました。