こんにちは。日本語教師の田中です。

10月入学の新入生が来日してもうすぐ1ヶ月が経ちます。来日したときは右も左も分からず緊張した面持ちだった新入生も徐々に日本の生活に慣れてきたのか、緊張も解け日に日にいい表情が見られるようになりました。もちろん、日本語も毎日上達が見られます。

さて、NILSでは来日して1ヶ月が経過した新入生に「アルバイトテスト」を行います。ご存知の通り、日本語がある程度できなければ日本でアルバイトはできません。そこで、日本の生活やルールに慣れて、日本語も話せるようになった（と言ってもまだまだですが）1ヶ月後にテストを実施して日本語の基礎力をチェックしています。

合格した学生については「資格外活動許可」の申請を行います。（在留資格「留学」は就労が認められていないので、この「資格外活動許可」を受けなければなりません。）彼らがアルバイトできるのは週28時間以内（長期休暇中は1日8時間以内）と定められています。

こうして早い学生は来日1ヶ月後に、遅くとも来日して2～3ヶ月後にはアルバイトを始めています。このアルバイトは日本人とコミュニケーションをとる絶好の機会です。1日4時間の授業以外で常に日本語を使う環境に置かれるわけですから、日本語の上達にもつながります。また、社会のルールといったものも学校だけでなくアルバイトなどを通して留学生たちは学んでいくのです。

今週はそのアルバイトテストの週。ほんの1ヶ月ですが、この1ヶ月で学んだことをしっかり復習してテストに臨んでくれればと思います。