日本語教師の山内です。
次の授業の教案作りに行き詰った時、養成講座のプリントやメモをよく見ます。
今見返すと、忘れかけていた「基本」を思い出すことができるし、メモから授業のヒントをつかむことができるからです。
そして、養成講座のクラスメートのことも思い出します。
そういえば、○○さんはこの文型の模擬授業をしたんだっけ?
どんな風にやっていたかな?とか…
私はNYAの日本語教師養成講座で実践指導を受けました。
受講生は老若男女(私は長老ですが…)、20代から50代の何の接点もないクラスメートでしたが、唯一の共通点は「日本語教師になること」で、みんなその目標に向かって、真剣に取り組んでいました。実践指導の実習期間は3か月余り、お互いに教案作りに頭を悩ませ、緊張しながらみんなの前で模擬授業を行ったものです。
講座のない日に次の模擬授業の絵カードを準備するため、NYAへ行くと、必ず、クラスメートの誰かが同じように絵カードの準備をしていました。一緒に絵カードを作りながら、教え方の相談をしたり、雑談をしたりしたことも楽しい思い出です。
クラスメートと励ましあえたからこそ、楽しく学ぶことができたなあと思います。