日本語教師の渕田です。

 先日、久しぶりに卒業生のＭさんが学校を訪ねてくれました。
彼が卒業したのは3年程前。今では所帯を持って、日本の会社で働いているそうです。

 お互いの近況や世間話をした後、Ｍさんが「今日は先生方に報告したいことがあります」と言い出しました。
何かな？と思って聞いてみると、ポケットから紙を取り出して見せてくれました。

 それは、なんと「日本語能力試験Ｎ１」の合格通知！
※日本語能力試験はレベルが５段階にわかれていて、N１は最上級レベルです。

 Ｍさんは、（博多から小郡までをスクーターに乗って）わざわざ合格通知を見せに来てくれたのです！

「頑張って勉強したんですね。おめでとう！」と言うと、
「合格できたのは先生方が日本語の基本をしっかり教えてくださったからです」との答え。

それを聞いた時、今までやって来たことが報われたような気がして、本当に嬉しく思いました。

と同時に、今教えている学生がしっかり基本を身につけられるようにしないとな、と気合を入れ直しました。