日本語教師の渕田です。
授業というのは、なかなか思ったとおりにはいかないものです。
逆に、思いがけないことが起こったりするので、楽しいという面もあると思うのですが。
私達は授業に入る前、「ここは学生から質問が来そうだな・・」というところは山を張っています。例えば、「外は寒そうです」と「外は寒いようです」の違いなどは難しいところでしょう。
でも、「え!?その質問は想定外・・・。」というのもたまにあります。
この前、「野菜」の言葉を教えていた時のことですが、
「先生、トマトは果物ですよね。」と聞かれました。
「え?野菜でしょ?」というと、
「いえいえ、別の分け方があってこの場合は果物になって云々….」と丁寧に説明してくれました。
それからいろいろ調べてみると、確かに昔そういう論争もあったようです。とはいえ、全くの初耳だった私は「へぇ~」と感心。学生の博識ぶりに脱帽です。
こういうのがあるから、学生と接するのはおもしろいんですよね。