日本語教師の薄です。
日本語教師の仕事は異文化との出会いがたくさんあります。学生と話していると 自分たちの文化についても考える瞬間がよくあります。
今日はその中で、なんで日本ではこうなのかなあと不思議に思っていることを紹介します。
では、ちょっとみなさん、採点されたテストを思い浮かべてください。
どうでしょうか。先生はそのテストに、何を書いているでしょうか。
日本では、テストの採点に ○× そして、一部正解なら△を使うことが多いですよね。私も、そのようにチェックしていくのが当然だと考えてテストを採点しました。
しかし、日本に来たばかりの学生にはそれが通じないのです。
◯ が正解、☓が不正解。
これすら通じません。ましてや、一部正解が△なんて、外国人にとってはまさにチンプンカンプンです。
◯がついているのに、採点されたテストを持ってきて
「先生、どこが違いますか?」なんて聞いてくる学生がいます。
これは日本と違って間違った箇所に◯をつけ、チェックマークが正解という国もあるからです。
この経験をしてから、日本で通用されている◯と☓と△が不思議に感じるようになりました。
記号だから、そんなに意味はないのかもしれませんが、どうしてそうなったのか気になっています。
日本語教師の仕事をしていると、自分の国なのに 日本について知りたい、日本はおもしろいと思うことも多いんです。