NILS日本語教師の下川です。
「Uカーブ」って知ってますか。
これって、道路の形状ではありません。留学生のカルチャーショックの状態を表わしたものです。
日本に来たばかりの時は興奮状態で気持ちも上向き。そのうち日本の生活に慣れて来たところで、ホームシックになったり、新しいことや自分の国とは違うことに対してもそんなに気持ちが高ぶることもなくなると、なんだか国の方がいいなぁ、、、と思い始め、どんどん下向きのカーブ。しまいにはどん底へ、、、。
しかし、そのどん底の気分もアルバイトをしたり、日本人の友達ができたりすると、またいつの間にか上向きに転じて、以前のような意義のある留学生活を送れるようになります。
留学生だけではなく、日本人だって国内の慣れない土地へ進学や就職し、新しい生活を始めた時は、多くの人が「Uカーブ」の精神状態になったことでしょう。
今NILSの学生達は「Uカーブ」の最後の端っこに乗かっているところでしょうか。
先日「日本語能力試験(JLPT)」が終わり、これからは大学受験に向けて毎日対策授業や本格的な準備に取り組みます。がんばれ~!!
*「Uカーブ」については日本語教育能力試験にも度々出題されていて、NYA日本語教師養成講座では「異文化コミュニケーション」のところでしっかり習うことができます。)