日本語教師の渕田です。
外国人が日本へ来る目的は何でしょう?
勉強のため、仕事のため。人によっていろいろ違うと思います。
中には、こんなことを学ぶために来た人もいます。
そう、「三味線」です!
先日、日々練習を続けている彼が、学校でミニ演奏会を開いてくれました。
楽曲は、「さくら」や「ソーラン節」など日本を代表するもの。
練習を始めて2ヶ月という彼ですが、その腕前はとても初心者とは思えない出来でした。
本人いわく、ギターをしていた経験があるので、そんなに難しくないとのこと。
どうやって曲を覚えるのかと聞くと、まず琴で弾かれた曲を耳でコピーし、それを三味線の音に起こして、さらに自分なりのアレンジを加えて弾いているそうです。・・脱帽。
演奏の後では、三味線の弾き方も教えてくれました。三味線を生で見るのも初めてだったのに、ましてや弾いたことなど、という私にも丁寧に、楽しく教えてくれました。
まさか外国の人に習うことになろうとは思ってみませんでしたが、おかげで、貴重な体験をすることができました。