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2022年9月14日

日本語教師の魅力!

こんにちは。 日本語教師養成講座ニューヨークアカデミー福岡大橋校の牟田です。

連日の猛暑、たまりませんね… 自然の力に、人間は弱い、と痛感します。

さて、私は日本人ですから、日本語を「母国語」としており、物心がついた頃から、当たり前のように、日本語を使っています。

しかし、「日本語教師」として働くことになると、日常の「当たり前」の日本語に、改めてじっくりと向き合っていかなくてはなりません。

 日本語の単語の意味や、格助詞の使い方、受身形、使役形、敬語などの文法など、日々、ほとんど意識していなかったことについて考え、どのように日本語で説明すれば、学生さんたちに理解してもらえるのかを、探究していく必要があります。

 しかし、それらは、「養成講座」でしっかり勉強することができます。 

そして、現場の体験を積んで、指導力を高める努力を重ねていくと、自信が付き、授業も本当に楽しいものになります。 最初は、誰でも「初心者」なんですから、気落ちせず、たくさんの授業をこなしていくことが大切だと思います。

 学生さんたちは、それぞれ、自国の文化や習慣を大事に持って日本へ来ます。 

そのような人たちと向き合い、相手を尊重しながら、教師として、きちんと指導していくという、大きな責任があります。

 しかし、やりがいや楽しいことも、たくさんあります。

「日本語教師」の大きなポイントは、「学生さんたちの成長の力になれること」だと思います。 ある学生さんが、それまで分からなかったことが、自分が教えたことによって、「分かりました!」に変わったとき、「力になれた!」という気持ちが湧き起こり、「日本語教師」として、何よりの喜びとなります!

 また、「教える」だけではなく、学生さんたちから、学ばせてもらうことも、たくさんあります。

 日本は、島国なので、どうしても、日本人は、「孤立化」してしまいがちです。

しかし、世界各国で生まれ育った学生さんたちと、日々、接することで、自分もコミュニケーションを取ろうとして、「文化の多様性」を受け入れる気持ちが、身に付いていきます。

 そして、異国で育った学生さんたちに日本語を教えるためには、「日本語」そのものはもちろん、日本の文化、歴史、習慣のことも知識として必要になるので、自然と、日本のことを、深く考えるようになります! 同時に、ただ生活しているだけでは、よく見えなかった日本の良さや魅力も発見できると思います。 「日本人なのに、知らなかった!」なんてことも、よくありますよ!

 また、その経験や知識を持って、「海外で日本語教師をする!」という道もひらけています!

 大変なことも多く、日々、「内省と努力」ですが、卒業式で、「先生、ありがとうございました。お元気でお過ごしください。」と、流暢な日本語で言われると、忙しい毎日も、その瞬間に、自分の人生の忘れられない思い出になるのです。

そういう経験ができるのも、「日本語教師」という仕事の大きなやりがいのひとつだと思います。

 私は、「養成講座」を修了して、「日本語教師」になって、9年目… もっと上手に授業ができるようになりたい、と思っています。

 暑い中、どうぞ、ご自愛ください。

 それでは、また、ブログでお会いしましょう!