日本語教師の渕田です。
日本語の授業では、言葉や文法を教えて練習させたりしますが、学生の間違いを訂正することも重要です。その中でも、「発音」は学生自身が自分で訂正することのできないものなので、しっかり教師が注意しないといけません。
発音の間違いは、人によっていろいろです。例えば、「し」を「すぃ」と言ったり、「ら」行を巻き舌で言ったり、「ら」行が「な」行の発音になったりすることがあります。そんな時は、学生の間違った発音と正しい発音を教師がして見せて気づかせたり、正しい舌の位置を示したりなどして指導しています。
そんなある日、学生がこんなことを質問してきました。
「イチウシロ、ニウシロ、サンウシロ、ヨンウシロ。先生、これで大丈夫ですか?」
何が??何かのまじないか何かだろうか???
と思い、詳しく話を聞くと、発音を練習するために自分で考えた言葉だとのこと。発音を確認して欲しかったんですね。
学生自身も、発音の大切さに気づいていて、自分なりに練習している人がいるんだなと思いました。
【NYA 日本語教師ブログ】