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2022年6月20日

「梅雨」の由来知っていますか?

こんにちは。日本語教師養成講座ニューヨークアカデミー福岡大橋校の緒方です。

ニューヨークアカデミー福岡大橋校でも指導法・実習の授業が始まっています。
受講生の皆さんは雨にもかかわらず熱心に通って来られ、実践力をぐんぐんと伸ばしています。

さて、梅雨はなぜ梅の雨なのか、またなぜ「つゆ」と読むのか、皆さんはご存じですか?

梅雨は中国から伝わってきた言葉です。
もともとは「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代より「つゆ」と呼ばれるようになったそうです。

梅雨の漢字の由来には二通りの説があります。
ひとつはカビの生えやすい時期であることから、「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたものが「黴」では語感が悪いので、同音でありこの時期に旬を迎える「梅」の字を「黴」にかえて「梅雨(ばいう)」となったという説です。
もうひとつは「梅の熟す時期の雨」の意味で、もともと「梅雨」として伝えられたという説。

また、なぜ「梅雨」と読むのかについては、「露(つゆ)」が由来になっているという説が有力です。
長雨により食べ物や衣服が傷んでしまう時期であることから「露」が連想され、その読み方を「梅雨」に当てたのではといわれていますが、はっきりしたことは明らかではないようです。

梅雨というとなんだか憂鬱なイメージを持つ方が多いかもしれませんが、日本語には梅雨の印象を変えてくれる梅雨にまつわる美しい言葉がたくさんあります。

◇五月雨(さみだれ)・・陰暦5月ごろに降る雨。梅雨。

五月雨といえば、松尾芭蕉の俳句「五月雨を 集めてはやし 最上川」が有名ですね。

◇走り梅雨(はしりづゆ)・・梅雨に先立って梅雨を思わせるような天気が続くこと。梅雨の前触れ。

◇入梅(にゅうばい)・・梅雨の季節に入ること。また立春から数えて135日目(6月11日頃)の日。

入梅は暦の上の場合のみ使い、気象上では梅雨入りを使っています。

◇送り梅雨(おくりづゆ)・・梅雨明けのころに降る強い雨。

◇戻り梅雨(もどりづゆ)・・梅雨が明けたあとに再び梅雨に戻ったような長雨が続くこと。残り梅雨。

 

もうしばらくは梅雨空が続くことと思いますが、恵みである雨の季節を美しい言葉とともに楽しんでみてはいかがでしょうか♪

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・福岡大橋校⇒⇒7月9日(土)

・福岡博多校⇒⇒7月9日(土)

・東京代々木校⇒6月25日(土)

・横浜校⇒⇒⇒⇒6月25日(土)

上記からのスタートで、福岡大橋校・東京代々木校は最短2023年3月末修了、福岡博多校・横浜校は2023年9月末修了することができます。

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