日本語教師の渕田です。
最近使った教科書の文の中に、このような文がありました。
「言葉の勉強には、文化の勉強が欠かせない」
ただ、言葉を覚えるだけでなく、なぜそのように言われるようになったのか、その文化的背景を考える、知ることも必要だということです。
例えば、「ウサギの数え方」。普通、犬や猫などのあまり大きくない動物には「匹」を使いますが、ウサギには「羽」を使いますよね。鳥でもないのに、なぜ・・・?
(「羽」を使うようになった理由は諸説あるようですが、気になる方は是非調べてみてください!)
これ、学生にも質問してみました。
「ウサギは、スズメのように跳ぶからですか?」
「ウサギの耳は大きくて、鳥の羽みたいですね」
といろいろと面白い意見が出ていました。
他にも、日本の建具である「しょうじ」や「ふすま」、「畳」についての話もしました。日本人でも、その存在は知っていても、その役割や言葉の由来を知っている人は多くないのではないでしょうか。
逆に、学生たちに自分の国の家の造りなどを聞いても、説明できる人は少なかったです。
普段何気なく使う言葉でも、「何でそういうんだろう」と考えて調べてみると、「なるほど~」と思うこと、たくさんありますよ。是非調べてみては?きっと授業で役立ちますよ!