日本語教師の薄です。
コンパの準備をしている2人の会話です。
「飲み物はビールしかないけど、買わなくてもいい↑。」
「いいんじゃない。↑」
これを聴解の授業で聞いて、学生がワーと大盛り上がり。
「これ、よく聞きます。」
「日本人はよくいいますね~。」
と、意味が分かる人もいれば、
「?? ビールは買いますか。買いませんか?え?どういうことですか・・」
と目を白黒させて困惑する人もいました。
日本人ならこの「いいんじゃない」は「買わなくてもいい」という意味だとすぐ分かりますが日本語学習者にしてみると、かなり衝撃を受けるようです。
質問文には「~か?」と聞き、答えるときは「はい、~です。」「いいえ、~じゃありません。」で答えると習ってきたのに、え~~!!なんで~~??という感じでしょうか。
でも、説明すると学生は練習を始めました。
「この机使ってもいい?」
「いいんじゃない↑。」
「掃除を代わってもらってもいい?」
「よくないんじゃないじゃない↑・・・あれ?」
頭で分かってても、実際に使うのって難しいですよね。