日本語教師の薄です
NILSでは今、入学式で新入生に贈る歌の練習をしています。
今日も、在校生みんなで練習をしたんですが、「わあ、上手になったな~。」と感激しました。
NILSでは式典の際には歌を歌うことにしていて、1年に何度か歌を練習するのですが、回を重ねるごとに上手になっていくのを感じます。
そして、歌の上達は日本語の上達に比例しているんです。
以前は一本調子で見事に音を外していた学生もだんだんと音を取れるようになり、ちゃんと歌えるようになります。
それは、日本語の音程やリズムに慣れてくるからでしょう。
そして、何より歌詞の意味が分かってくるということもあるでしょうね。
意味が分からないまま歌って上手な人というのは、あまりいないものです。
(英語や韓国語の歌を歌った時に、実感しますよね。)
なので、まだ勉強期間が短い学生から、歌詞の訳文がほしいと言われました。
そこで、力を発揮してくれたのが、日本語を勉強して1年経ったMさんとHさんとTさんです。
それぞれ、英語と中国語とネパール語に訳をしてくれました。
歌詞は比喩表現や倒置表現などがあったり論理的な文ではないので、訳が難しいのですが、3人は短い時間で訳をしてくれました。
そのおかげで、上手に歌えなかった学生もなんとか歌えるようになりました。
学生の歌を聞きながら、この在校生たちの1年間の頑張りが新入生にちゃんと伝わるといいなと思いました。
そして、今度の新入生も先輩に続いていってくれるといいなぁ。