NILSの日本語教師、渕田です。
今年も新入生がやってきました。今回は様々な国籍の学生がいるのですが、その中にフランス人のYさんがいます。
おととい日本にやってきた彼を、近くのスーパーに連れて行ったときのことです。
いつものようにスーパーに入ろうとすると、
「先生!スーパーへ入ってもいいんですか!?」
私は彼が何を言っているのかさっぱり分かりません。
よく見ると、Yさんの視線は私のかばんに注がれています。
話を聞くと、フランスでは店に入る際、バッグなどの入れ物を持って入ることはできないのだそうです。
それはなぜか。Yさんは、さも当然という顔で答えました。
「みんながかばんを持って入ったら、店の商品が盗られてしまうでしょう?」
では、学校帰りや会社帰りに店へ寄りたい場合はどうするのか。
答えは、「一度うちへ帰る」です。
「めんどくさい・・・。」それを聞いた私は、心の中でつぶやきました。
Yさんにこの話を聞いたときはさすがにびっくりしました。
この時期日本語教師は、こんなカルチャーショックを味わえるところがいいです。