日本語教師の渕田です。
3月の授業も終わり、学校は今春休みです。学生は勉強やアルバイトに精を出しているところでしょう。では、日本語教師は何をするのかというと、新学期の準備です。
今月の10日頃に新入生が来日します。今回の学生は、中国を初め、ネパール、シンガポール、カナダ、イギリス、スペインとかなり多国籍です。新しい学生と接するのは毎回楽しみですが、私はスペインの方は初めてなので、特にワクワクします。ですが、国が多ければ、その数だけ文化や習慣もあるということ。時には問題もあるかもしれませんが、お互いに理解し合いながらやっていかないとなぁ。
ところで、新入生の準備といえば、何も授業の準備だけではありません。生活面の準備も必要です。まず、一番大切なのが「外国人登録」。これは、学生がこれから住む場所の自治体に、外国人としての登録をすることです。登録後、「外国人登録証」というカードをもらうのですが、これがまた大事。学生はどこへ行くときにもこれを携帯しないといけません。もし、警察に職務質問されて、カードを持っていなかった場合は・・そのまま留置所へ。なんてこともあり得ます。それぐらい大事です!と、学生にも説明しています。
この他にも、健康保険の申請をしたり、携帯電話を買うために、銀行口座を開いたりと、いろいろあります。もちろん私達日本語教師の面々も手伝いますが、来たばかりの学生にとってはどれも大変なことばかりでしょう。
新入生のみなさん、頑張れ!!