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2012年4月5日

砂糖3杯

日本語教師の薄です。

先生:コーヒーに砂糖を入れて飲みますか?
学生:はい、砂糖をスプーン3杯入れて飲みます。

これは、初級の授業で学生とした会話です。
『うっわ~。甘そう・・・。』と思った方も多いのでは?
わたしはコーヒーはブラック党なので、学生に聞かれて、こう言いました。

学生:先生はコーヒーに砂糖を入れて飲みますか?
私:いいえ、砂糖を入れないで飲みます。

この答えを聞いた学生の表情は『え~、本当に?そんなものよく飲むな~。』という感じ。その時は中国人とネパール人が多いクラスでした。

街の自動販売機では「微糖」「無糖」のコーヒーが多いと思うのですが、どうでしょうか?最近は、あまり甘くないものが好まれているように感じます。でも、日本語学校の前にある自動販売機のゴミ箱には甘めのコーヒーやカフェオレの空き缶が多いのです。

彼らは甘党なのでしょうか?

実際はそんなことないようです。時々彼らが作った料理をいただくことがありますが、かなり塩やスパイスが効いています。

そして、逆に彼らは「日本の食べ物は甘い。」とよく言います。
日本料理には砂糖を入れることが多いですね。彼らの料理には砂糖を使ったものは多くないようです。

これは私見なのですが、食後のコーヒーは口直しですので甘い日本の料理のあとは、苦味が多いものが好まれて、辛い料理の後は、甘いものが好まれるのではないでしょうか。

日本に来たばかりの学生に「日本の料理はどうですか?」と聞くと「日本料理はあまり食べません。自分で作って食べます。」という人も多いです。

でも、日本に来て1年ぐらいたった学生に、どんなものを食べているのか聞いたら、「昨日は、昼はハンバーガーとうどんを食べて、夜は回転ずしを食べました。あと 夜中にピザを食べました。」

しっかり日本に適応しているようです。

ブラックコーヒーを飲む日も近いかなと思っています。