スタッフブログ

2012年3月21日

「はずだ」と「に違いない」

NYA日本語教師養成講座の下川です。

「弟は遅れてくるはずだ。」と「弟は遅れてくるに違いない。」この2つの文の違いをどのように説明しますか?皆さんが日本語教師になって、この2つの構文の文法練習を任されたら、どのように指導しますか?

中上級レベルの学生を想定した実習が始まりました。中上級クラスの学生は初級クラスと異なり、知っている語彙や文型、日本に関する知識もかなり多い学生ばかりです。もちろん初級レベルの学生と同じ方法では対応できません。これはそのまま日本語教師養成講座受講生の皆さんの課題でもあります。

現在NYAのあるクラスでは、来週から始まる上級実習に向けてその理論と指導法を学んでします。私達日本人は上記のような似た表現を感覚的に使い分けていますが、外国人に教えるとなるとなんて難しいんだろうと受講生の皆さんは頭をかかえています。

NYAではこのようなケースに受講生同士が話し合いで指導方法を検討するという手法を取る場合があります。「三人寄れば文殊の知恵」と言うように、クラス内で活発な意見やアイディアが出て、徐々に使える教案にまとまっていくようです。皆さん力を合わせ、日本語教師を目指して頑張っています。