こんにちは。日本語教師の枝村です。3月10日、平成28年度NILS卒業式が行われました。多くの来賓の方々にご臨席いただき、盛大に執り行うことができ、私も喜びで心がいっぱいになりました。毎年、私は上級生のクラスを担任していますが、今年は昨年までと異なり、上級生全員に対して授業をしており、また一人ひとりに対して何回も進学指導をしてきた分、思い出も多く、巣立っていく卒業生を見るとうれしくもあり、寂しくもある複雑な心境でした。
NILSでは卒業式の後、卒業パーティーを行うのが通例となっていますが、厳粛な卒業式と打って変わって、明るく楽しいパーティーになり、パーティーの中で皆と語らい、歌を歌い、ダンスをし、皆での最後の時間を楽しく過ごせました。パーティーではクラス毎に挨拶をしてもらうのですが、学生はあいさつ文をほとんど用意してきておらず、アドリブでみんなへメッセージを話していました。
NILSで過ごした1年半から2年間で学んだ日本語を生かしてよどみなく日本語を話し、メッセージを伝える学生の姿に感動しました。大学や専門学校に進学し、日本全国に散らばる学生たち、もしくは母国に帰り、学んだ日本語を生かし、新しいことにチャレンジしていく学生たち。進路は様々で多くの学生が小郡を遠く離れます。しかし、いつか小郡に戻ってきて、成功した姿を見せて欲しいなと思います。
そんな風に考えていた中、3月13日、日本経済大学の卒業式に出席してきました。NILSを卒業して日本経済大学に進学し、今年卒業を迎えた学生が数名ほど出席していました。NILSを卒業した学生たちが今度は大学を卒業し、日本での就職を叶え、日本の社会に飛び込もうとする姿を見ることができました。NILSを卒業した時よりさらにたくましくなった姿を見ると、誇らしい気持ちになります。日本語教師として、これほど嬉しいことはありません(^^)
なかなかNILSを卒業してから会う機会がないのですが、こういった機会にできるだけ学生の晴れ舞台に立ち会えたらと思います。今後も積極的に大学・専門学校への卒業式や入学式に参加できる機会を作っていきたいものです。
しかし、卒業の余韻に浸ることはできず、早速在校生に対しての授業が待っており、そしてすぐに新入生が入学してきます。その準備に追われ始めます(><) 今年卒業した学生よりももっと優秀な学生を育てていけるように、更なる努力を私も続けていこうと思います。そしてそんな忙しい中でも卒業生のことを心の片隅に置いておき、これからも卒業生の動向を気にかけていけたらと思います。