NILS日本語教師の薄です。
先週卒業したばかりの学生から連絡がありました。「4月から住む新しい部屋を借りることができました。」と言うのです。
どうして教えてくれるのかなと疑問に思って尋ねると、「日本に来たときはひらがなも分からなかったのに、1年半で部屋を借りれるようになったのは、先生たちのおかげだから・・・」とお礼を言われました。
見知らぬ外国で、一人で不動産屋を訪ねて部屋の希望を伝え、家主さんと交渉して契約を取り交わす。確かに日本人の私が日本で初めて部屋を借りるときもどうしていいのか分からなかった覚えがあります。
私たち日本語教師は、外国人が日本の国で生きていくための方法を教えているんだと改めて責任の重さを実感しました。またそんなことができるようになった学生をたくましくも感じました。彼らが日本での生活を糧にして将来社会で活躍していくのかと思うと、改めて日本語教師は素晴らしい仕事だと思います。