こんにちは。日本語教師の宮﨑です。
同じように勉強していても、成績がいい学生と悪い学生がいます。成績が悪い学生は、呼び出して、話を聞きます。自宅で勉強している学生もいれば、していない学生もいます。自宅学習を行っていない学生には当然、勉強をするように指導しなければなりません。
しかし、勉強しているのになかなか成績が伸びない学生がいます。どうしてでしょうか？
いろいろ原因はありますが、その1つに勉強の方法があります。
「どうやって勉強していますか。」と聞くと、
ほとんどの学生が
「教科書を読んでいます。」と言います。
教科書を読めばいいんじゃないの？と思う方もいるかもしれませんが、彼らの場合、多くは「読む」のではなく、ただ「眺めている」ことが多いんでね。
ただボーっと眺めていても勉強にはなりません。そのような学生には、学習方法の指導も行います。個別に学生の学習状況をしっかり聞き取り、その学生に合った勉強方法をアドバイスしたり、必要であれば、自宅学習用の教材を紹介することもあります。
多くの学生が1年半～2年で日本語学校を卒業します。その間に大学、専門学校で学ぶのに十分な日本語力を身に付けさせなければなりません。
確認テストなど、ちょっとしたテストでも成績が悪ければ、早めに適切なアドバイスをしてあげることも大切なんですね。