こんにちは、日本語教師の薄です。
ある学生から、
「先生、『もったいない』と『無駄』の違いはなんですか?」
と聞かれました。
私はそういう質問が出た時、わくわくします。なぜ学生はその質問をしたのか理由を考えたり、自分の教え方の至らなさを反省したり、日本語教師としての勉強できるチャンスだからです。
“Mottainai”はケニアの環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが世界に広めようとして活動していたということ知られていますが、『もったいない』とぴったりあう言葉が他の国にはないのかもしれません。
『無駄』という事実と使えるものを無駄にしてしまって『もったいない』という気持ち、そのような感覚的なものを学生にどうやって教えようと、ない頭をひねるのは苦しみでもあり、楽しみでもあります。