こんにちは。日本語教師の平田です。
ちょっと前のことですが、シルバーウィークが終わり、授業が再開したのも束の間、NILSでは9月26日から約2週間の秋休みがありました。短い休みですが、卒業を控えた学生たちに休むヒマはなく、すでに始まっている受験に向け、毎日十数名の学生が学校へ来て懸命に専門学校や大学の願書を書いています。専門学校や大学の募集要項に使われている漢字は私が担当している初中級レベルの学生には難しく、願書を書くための語彙を教える授業を設けて対策を行っています。
しかし、それでも覚えきれない難しい漢字が多用されているため、非漢字圏の学生は仲良く同じ志望校の友だち同士で教え合いながら願書を仕上げています。その光景を眺めていると微笑ましくもありますが、せっかく教えたのに…と歯がゆくもあります(笑)。もちろん漢字の定着にはそれなりの時間がかかるので、少しずつ着実に覚えられるように日本語教師としてもしっかりサポートできればと思います。
2015年10月16日