こんにちは。
2024年度から国家資格となった「登録日本語教員」の資格を取得するためには、「日本語教員試験」に合格する必要があります。この試験は、日本語教師としての基礎知識や実践的な能力を測る重要な試験です。今回は、その試験内容について詳しく紹介していきます。

1.受験資格
年齢・国籍・母語・学歴に関係なく、誰でも日本語教員試験を受験することができます。
2.出願・結果通知
出願や合格発表はオンライン形式となっています。
昨年度は受験票や合格通知も各自でダウンロード、印刷する必要がありました。本年度も変更はないかと思われますが、申込時にしっかりと確認するようにしてくださいね。
3.受験会場
受験は下記の地域で行われます。
各地域での実際の場所は現時点では未発表となっています。
・北海道
・東北
・関東
・中部
・近畿
・中四国
・九州
・沖縄
4.試験の構成
「日本語教員試験」には、基礎試験と応用試験の2つあります。
基礎試験は筆記試験のみです。
応用試験は筆記試験と聴解の2つに分かれています。
午前中に基礎試験、午後から応用試験になります。
5.合格基準
・基礎試験(筆記試験)
必須の教育内容で定められた5区分において、各区分で6割以上の得点があり、かつ総合得点で8割以上の得点があることが合格基準です。
・応用試験 (筆記試験と聴解)
総合得点で6割以上の得点があることが合格基準です。
6.出題範囲
日本語教員試験の出題範囲は以下の通りです。
(1)基礎試験
1.言語社会・文化・地域
2.言語と社会
3.言語と心理
4.言語と教育
5.言語
基礎試験は、日本語教育に関する基本的な知識を問う内容となっています。
日本語の言語的な知識だけではなく、日本語教育史や異文化コミュニケーション等かなり広い範囲で出題されます。
(2)応用試験
応用試験では基礎試験で挙げた5つの区分を複合させた問題となります。
ここでは基礎的な知識や技能を生かした問題解決能力が求められます。聴解問題では日本語学習者の発話や教師とのやり取りなどを聞いてどのように問題解決を図るかといった問題も出題されます。
NYAでは、「日本語教員試験」の応用試験の対策講座を行う予定です。
NYAでもしっかり対策はしていきますが、自分でもしっかり準備をして、自信を持って試験に臨みましょう!
疑問点や気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。