言語の習得で非常に大切なスキルとして、
質問というものがあります。
質問する、答えるというのは、実に会話の基本ですね
しかしながら、「質問の仕方」といってもその種類は多種多様です。
教室活動の中で、それぞれの活動にあった「質問」をしないと、
学習者は興味なくなり、眠くなるのも仕方ありません。
教師が時計を指して「今、何時ですか」
学習者が「今、2時です」。
これはどんな意図、効果があるでしょうか?
そうです、日本語発音が正しく言えるようになるということですね。
時計が読めるようになる、ではありません。
母語ではすぐに答えられるはずですから。
ですから、このようなQ&Aは、ドリル練習としては
もってこいですが、運用力をあげたいときには
非常につまらないものになります。
「今、2時半ですか」
「はい」「いいえ」
というQ&Aはどんな効果があるでしょうか?
学習者の答え方があまり負担がかかりませんから、
教師の日本語をやや難しく、レベルを上げた表現を
学習者が理解できているかを知るためには効果的です。
でも、これでも、運用力はあがりまにくいですね。
「今、OOさんのお国は何時ですか」ときくと、
教師も知らない答をきくわけですから、
学習者はちょっと頭使うでしょうし、
学習者同士で互いの国の今の時間をきくと、
もっと活動的になるでしょう。
子育てでも、学校から帰ってきた子供に
「学校でどうだった?」「試験どうだった?」
など、質問しているつもりで、親の都合だけ、
親が期待していることだけをきいてしまい、
子供はつまらなくなることもあるそうです。
子供が話したいことが別にあったら、子供はショックかもしれません。
「どうだった?*^.^*」ときくだけで十分だそうです。
私も日本語学習者、日本語教師を目指す受講生に
理解の確認、記憶、応用・運用など、上手に使い分けなければと
常々思っております^^
日本人ゲストと色々な質問を交わしている
学習者の様子です。
質問の種類
こちらで授業風景を見ることができます
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