ニューヨークアカデミー日本語教育能力検定試験対策講座のご案内
ニューヨークアカデミーでは平成26年度日本語教育能力検定試験の対策授業を下記日程で実施します。 担当講師は、対策講座経験が長い当校講師の勝川先生と高井先生です。
【時間】 午前10:00~12:50/午後13:30~16:20
【場所】ニューヨークアカデミー 福岡市南区大橋1-17-6-4F
【受講料】29,000円(税込・テキスト代別) ※当校受講生は無料です!!
【使用テキスト】日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第2版
(尚、3版が出版されているので、3版お持ちの方も対応OK)
☆☆当校対策講座特色☆☆
模擬試験を受けることで緊張の中での時間配分の体験ができます。ほかに、解答テクニック、
勉強法などの情報も盛りだくさんです。質も量も自信を持ってご提供いたします。
≪内容予定≫
① 9/6(土)
高井 午前 文法
午後 文法
② 9/13(土)
勝川 午前 平成26年度傾向と対策・勉強法
午後 模擬試験(半分の時間,量)
③ 9/20(土)
高井 午前 文法
午後 聴解(前半)
④ 9/27(土)
勝川 午前 模擬試験解説
午後 教授法理論・実践
⑤ 10/4(土)
勝川 午前 教授法理論・実践
午後 教授法実践・実践
⑥ 10/11(土)
勝川 午前 聴解後半
午後 記述対策
⑦ 10/18(土)
勝川 午前 語彙・言語学・日本語史
午後 日本語事情・異文化理解・総まとめ・その他
受講希望者は tanaka@ulearnjapanese.com までメールでお問い合わせください。当校受講生の参加者多数のため、空席が残り少なくなっています。受講希望の方は急ぎ、ご連絡ください。
勝川です
みなさま
ごきげんいかがでしょうか?
さて、来たる2014年8月23日(土)、24日(日)
下記のイベントがあります。
http://blog.goo.ne.jp/kyuunichi/e/2413331cfeb5e662a156455ccea845d6
特に24日(日)のは、
いろんな日本語学校が参加し、
授業実践・工夫の紹介があるようです。
現在、養成講座受講生さんや、
修了したが、ちょっと現場から遠ざかって
一歩が踏み出しにくい方。
募集があるところへの応募だけが就活じゃありません。
自分の足で目で見て応募することも大切です。
そのようなことができる機会というのも
あまりないので、とってもいい機会になるんじゃないでしょうか。
また、いい機会になるかどうかも、自分の取り組み次第です。
このようなセミナーがあっても
「めちゃ良かった~~!」という人もいれば、
「なんか最悪だった~」という人も。
先に色々調べ、積極的に質問などすれば、
きっといいセミナーになると思います。
お時間取れる方はどんどん参加してみましょう!
※ヽ(*^▽)ノ※
私は・・・23日は養成講座の授業なので、
24日はぜひ行ってみたいと思っております^^
勝川です♪
7月19日(土)に我が校に、韓国はプサンにある
日本語学校「正訓日本語学院」の学院長が来てくださり、
韓国の日本語教育事情や、採用などに関して、
話をしていただくことになりました。
対象は、本校の受講生(修了生)のみです。
これも、昨年度修了して、この学校に就職した
我が校修了生Fさんのおかげです。
我が校は昨年度からNYAの教授内容を改善し、今年度から
新体制で行なっているまだまだ過渡期ではありますが、
周囲の日本語学校、大学日本語教育機関への授業参加、
イベント参加や、各日本語教育機関から、
ぜひNYAの受講生さんに来てほしいといった
採用者側からのオファーなどもたくさんいただきました。
おかげさまで、修了後すぐに日本語教育現場に就きたいと
言っていた方の就職率は90%以上です。
いかに、我が校の受講生のモチベーションの維持、
講師による日本語教師の魅力の伝授、
質の高い実践力がつく実習を行なっているかが、
わかっていただけるかと思います。
10月に行なわれる「日本語教育能力検定試験対策講座」も
本校受講生は無料で、過去合格率50%(全国平均約20%)
を出した実績のある講師による対策講座も開かれます。
こんなNYAにぜひ、見学、受講など来てみてくださいね(*^_^*)
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
初級の授業例です。「あります・います」を扱った文型。
初級テキストでは「~です」という文型でも
「ここは教室です」「教室はここです」のように
似ている表現を習っていて、また「所有」の意味も
すでに習っています。
ある文型を教えるときには「差別化」がとても
大事だと思います。
そのためにはその文型を必ず使うであろう
「場面」を再現することです。
例えば上記の「ここは教室です」「教室はここです」だと、
「ここは教室です」は、場所を説明する。
「教室はここです」は教室がどこにあるかを教える。
のような場面は連想しやすいかもしれませんね。
しかし、もっと大事なのは、
じゃ「場所を説明する場面は?」「どこにあるかを教える場面は?」を
提示することです。
「場所を説明」は、初めて来た建物で、来客者に初対面の挨拶して、
案内している場面。
「場所を教える」は、例えばトイレに行きたがってる人が現れて、
「すみません、トイレ・・・トイレはどこですか」
「トイレはあそこです」のように示します。
すると学習者が頭の中で「あ~、案内の場面ね。場所を教える場面ね」と
理解できます。
学習者の理解力をうまく使いながら、「共同(協働)作業」で導入を
行うようにしましょう。
こちらで授業風景を見ることができます。
インフォメーションギャップ(情報格差)の授業例です
普段の会話というのは、我々もほとんどが
インフメーションギャップじゃないでしょうか?
自分が知らないから他人に聞いたり、
相手が知らないであろうことを自分が教えたり。
「ねぇ、そのかばんどこで買ったの?」
「あのさぁ、昨日電車で足踏まれてさぁ・・」などなど。
教室でいきなり学習者に「はい、みなさん
会話をしてください」とか、「話してください」と
言っても、言われた学習者は困惑します
「言ってください」は学習者も楽です。
真似すればいいのですから。
しかし「言う」だけでは運用力はなかなか
伸びません。
「話さないと」ですね。
ですから、「話せるような環境」を教師が
ちょっとして工夫で作ってあげましょう。
こちらで授業風景を見ることができます。
ところで、最近、日本語インストラクターという言葉を
思いついた。
以前から、仕事は?と尋ねられると、「日本語教師という仕事を・・・」と言っていた。
これではどうしても「日本語を教える仕事」と解釈されてしまう。
「教える」・・・つまり、多くの人が中学校、高校などで
英語訳、日本語訳の繰り返しで、日本語で英語の説明を聞くだけの授業を
イメージしてしまう。日本語教師養成講座の受講生さんも、
あるいは現場の日本語教師も、やはりこのような
授業をイメージし、実際このような授業をしてしまっている人が
まだまだいるような気がする。
「外国語教育」では、まだこれでもいいのかな、と思うことはある。
しかし、われわれの仕事は、学習者が日本語を使いこなせるのに必要な
第2言語習得の教師である。
スキーや水泳のインストラクター、というとどうでしょう?
相手が「できる」ように育てるはずです。
インストラクターはスキーの道具、滑り方の説明もするが、
それだけでは終わりません。受講生もできることを目標にします。
日本語教育で言うと、学習者が「使える」「自立できる」
「日本語で問題解決できるようになる」ことです。
新しい日本語能力試験でも「コミュニケーション能力重視」
「問題遂行力向上」をうたっていて、JFスタンダードでも
「Can-doステートメント」を掲げている。
まさに、今必要なのは、日本語インストラクターなのである。
もっと啐啄(そったく)がうまくできるようなインストラクターになりたい。
私はこの姿勢でこれからもやっていき、もっときわめ、
日本語インストラクターを養成することにも心血を注ぎたい
初級でのインタビュータスクの授業例です
インタビューはさまざまなスキルを使い、
かつ、会話がもともと苦手、恥ずかしがりやさんにも、
ある意味半強制でかつ楽しめる活動だと思います
日本人ゲストとやっているので、
予め「すみません、もう一度・・・」「あのう」
「ゆっくりお願いします」「~は~語でなんですか」などの
コミュニケーションストラテジーを導入済みです。
あるいは、このようなストラテジーの
必要性を感じてもらうのにもいい活動です。
結局、教室で習った表現
(週末、どこへ行きましたか。だれと行きましたか。
なんで行きましたか・・・おわります)
だけでは、「会話」ができないということが、
ネイティブ相手に使うとわかりますので
授業で使ったインタビューシートです。
立っていろんな人にも訊ける様に
クリップボードなど使うといいですよ。
授業風景はこちらで見ることができます。