大学でのビジネス日本語の授業、1日目です。
「名刺交換」はビジネスマナーのみならず、
国民性など様々なことが学べるいい活動です。
名刺はどちらから渡す? そのときの言葉は?
立ってするの? 両手で? 片手で?
上司からするの? 部下から?
相手が複数だったら? もらった名刺はどうするの?
そして、何よりこれらにすべて理由があります。
理由を教えることなく、興味を持たせ、
学生たちにどんどん意見を言ってもらう授業を
目指しています。
私はいつも言います。
「みなさんは知らないから習いに来ているんですよ。
さあ、楽しんで」と
できなかったこと、わからなかったことを自分で知って、
それを話し合い、悪い例の動画を見せて、改善案を話し合うと、
次の授業では、みんな上手にできるようになります
こちらで動画を見ることができます。
初級のうちから、文章構成力や、読解力のスキルをあげる。
これは、私自身とても大切にしている分野です
日本語レベルが上がると当然、語彙、文法など高度になり増えます。
その根底に読解力などがないと、ただ単に語彙や文法を覚えるだけになり、
結局読解力がないために、授業に全然身が入らない
母語で、読解力などがない人に、どうやって初級のうちに
このようなスキルを養成できるか。
母語で読解力に自信がない人には、「外国語学習の中で、
生まれ変われるチャンス」だと、どこかで思っていると信じています。
それに応えられる教師でありたいです
こちらで動画を見ることができます。
♪漢字や連用中止に興味を持つところを追加しました♪
ゼロ初級、自己紹介表現のつぎに、
色々な名詞と「これ・それ・あれ」を教えて、
その運用練習です。5時間目ぐらいの授業です。
自己紹介表現と並んで「聞き返す」という
表現を大切にしています
どんなに日本語レベルが低くても、
ネイティブ日本人に「ゆっくりお願いします」
「もう一度お願いします」「~はOO語で何ですか」
などの表現(コミュニケーションストラテジー)を
身につけていると、外でもどんどん日本語を
使おうという姿勢が出てきますよ
活動はインフォメーションギャップというものです。
学生のものには、絵の一部しか見えてなくて、
まさに「なんだ?これは!」という気持ちで、
「これは 何ですか?」とたずねています。
目の前にあってお互いが「本」だと認識してるものを
教師と学生がわざとらしく「これは何ですか?」
「それは本です」などの練習だけでは
「第二言語習得」に結びつきにくいでしょうね。
こちらで授業動画を見ることができます。