インフォメーションギャップ(情報格差)の授業例です
普段の会話というのは、我々もほとんどが
インフメーションギャップじゃないでしょうか?
自分が知らないから他人に聞いたり、
相手が知らないであろうことを自分が教えたり。
「ねぇ、そのかばんどこで買ったの?」
「あのさぁ、昨日電車で足踏まれてさぁ・・」などなど。
教室でいきなり学習者に「はい、みなさん
会話をしてください」とか、「話してください」と
言っても、言われた学習者は困惑します
「言ってください」は学習者も楽です。
真似すればいいのですから。
しかし「言う」だけでは運用力はなかなか
伸びません。
「話さないと」ですね。
ですから、「話せるような環境」を教師が
ちょっとして工夫で作ってあげましょう。
こちらで授業風景を見ることができます。
初級でのインタビュータスクの授業例です
インタビューはさまざまなスキルを使い、
かつ、会話がもともと苦手、恥ずかしがりやさんにも、
ある意味半強制でかつ楽しめる活動だと思います
日本人ゲストとやっているので、
予め「すみません、もう一度・・・」「あのう」
「ゆっくりお願いします」「~は~語でなんですか」などの
コミュニケーションストラテジーを導入済みです。
あるいは、このようなストラテジーの
必要性を感じてもらうのにもいい活動です。
結局、教室で習った表現
(週末、どこへ行きましたか。だれと行きましたか。
なんで行きましたか・・・おわります)
だけでは、「会話」ができないということが、
ネイティブ相手に使うとわかりますので
授業で使ったインタビューシートです。
立っていろんな人にも訊ける様に
クリップボードなど使うといいですよ。
授業風景はこちらで見ることができます。
大学でのビジネス日本語の授業、1日目です。
「名刺交換」はビジネスマナーのみならず、
国民性など様々なことが学べるいい活動です。
名刺はどちらから渡す? そのときの言葉は?
立ってするの? 両手で? 片手で?
上司からするの? 部下から?
相手が複数だったら? もらった名刺はどうするの?
そして、何よりこれらにすべて理由があります。
理由を教えることなく、興味を持たせ、
学生たちにどんどん意見を言ってもらう授業を
目指しています。
私はいつも言います。
「みなさんは知らないから習いに来ているんですよ。
さあ、楽しんで」と
できなかったこと、わからなかったことを自分で知って、
それを話し合い、悪い例の動画を見せて、改善案を話し合うと、
次の授業では、みんな上手にできるようになります
こちらで動画を見ることができます。
初級のうちから、文章構成力や、読解力のスキルをあげる。
これは、私自身とても大切にしている分野です
日本語レベルが上がると当然、語彙、文法など高度になり増えます。
その根底に読解力などがないと、ただ単に語彙や文法を覚えるだけになり、
結局読解力がないために、授業に全然身が入らない
母語で、読解力などがない人に、どうやって初級のうちに
このようなスキルを養成できるか。
母語で読解力に自信がない人には、「外国語学習の中で、
生まれ変われるチャンス」だと、どこかで思っていると信じています。
それに応えられる教師でありたいです
こちらで動画を見ることができます。
♪漢字や連用中止に興味を持つところを追加しました♪
ゼロ初級、自己紹介表現のつぎに、
色々な名詞と「これ・それ・あれ」を教えて、
その運用練習です。5時間目ぐらいの授業です。
自己紹介表現と並んで「聞き返す」という
表現を大切にしています
どんなに日本語レベルが低くても、
ネイティブ日本人に「ゆっくりお願いします」
「もう一度お願いします」「~はOO語で何ですか」
などの表現(コミュニケーションストラテジー)を
身につけていると、外でもどんどん日本語を
使おうという姿勢が出てきますよ
活動はインフォメーションギャップというものです。
学生のものには、絵の一部しか見えてなくて、
まさに「なんだ?これは!」という気持ちで、
「これは 何ですか?」とたずねています。
目の前にあってお互いが「本」だと認識してるものを
教師と学生がわざとらしく「これは何ですか?」
「それは本です」などの練習だけでは
「第二言語習得」に結びつきにくいでしょうね。
こちらで授業動画を見ることができます。
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