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2014年8月29日

マル

日本語教師の中村です。中国・山東省で日本語を教えていました。
新一年生の授業でのことです。よく出来た学生のプリントに赤ペンで、大きく二重丸とか三重丸をつけていたら、学生が「ジェシ、シェンマ?(これは何ですか)」と聞いてきました。そうだった、中国には丸をつけるという習慣がありません。新一年生の学生は初めて日本式の「よくできました」を見て、不思議に思ったのでした。
「太棒了!(すばらしい)」「太好了!(良い)」という意味だと説明したら、みんな感激してくれて、出来なかった学生からも丸をせがまれました。新一年生は、些細なことでも喜んでくれます。 
ちなみに中国では、正しいときには、チェック印をします。丸をつけたり、丸で囲んだりするのは間違えた箇所です。これは、中国だけでなく、他の国でも多く見られますね。